カテゴリ:書籍(感想・批評など)( 5 )
【2006-01-08】本日のBOOKOFFあさりの結果
本日のBOOKOFFあさり

 (1) 昔の月刊少年マガジンのえっち漫画
 「いけない!ルナ先生」1巻 (講談社)
 発見:BOOKOFF藤沢用田店
 状態:普通

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 あのルナ先生の単行本(後に別の出版社から大判で出版された方は結構見るんだけど このサイズのはあまり見ない……店によってはプレミアがついてる)
 あと、「太陽の少女インカちゃん」第2巻も入手できたのがよかった

 (2) たけくまメモでも話題になっていた名作
 「サルでも描けるまんが教室」1, 2 (小学館)
 発見:BOOKOFF大和西鶴間店
 状態:あんま良くない(紙が茶ばんでるのととか)

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 名作「サルまん」の初版第1冊!(絶版)新装版じゃなくて初代のでかいのです。大版の本の棚をたまたま通っていてふっと見たらそこにあった……(見た瞬間マッハ5くらいで右手が動いていた)

今日は結構収穫
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by masaki_tm | 2006-01-08 18:40 | 書籍(感想・批評など)
【2006-01-05】本日のBOOKOFFあさりの結果
本日のBOOKOFFあさり

 (1)たぶんレアものっぽい
 「少年/少女SFマンガ競作大全集」4、5、6、8 (東京三世社)
 発見:BOOKOFF多摩永山店

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 私の姉が漫画おたくでして、私が幼稚園~厨房あたりのころに姉が買っていた
少女漫画(萩尾模都とかの作品が多かった)や「だっくす」「ぱふ」等の当時の漫画評論雑誌が
家に結構転がってました(だが、自分が高校生の頃に大部分が捨てられて orz だった)
その中のひとつにこの「少年/少女SFマンガ競作大全集」があったのです

 自分は漫画雑誌(ジャンプとか)は買わなかったのでかわりにこーゆうのを読んでおりました
まじに懐かしい……
 参考:少年少女SFマンガ競作大全集全作品リスト


 (2)いしいひさいちもの
 「がんばれ!!タブチくん!!」1, 2
 発見:BOOKOFF聖蹟桜ヶ丘店

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 いしいひさいちの大ヒット作。これも兄貴が買って持ってたようですが
昔手放してしまったもの。懐かしかったので購入

ちなみに奥付をみてびっくり

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1月に初版で、10月で60版出てるんですよ
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by masaki_tm | 2006-01-05 19:22 | 書籍(感想・批評など)
【2005-12-27】2005年総括(その1)…今年Amazonで買った本等
今年Amazon.co.jpで購入した書籍・CD・PCソフト・家庭用ゲームソフト・DVD。
(Amazonのマイアカウントからコピペしただけなので形式とか揃ってません)
新しいものが上
 未読 … まだ全く読んでない(みてない、プレイしてない)もの
 一発 … 一回だけ読んで(つまんないとかで)終わったもん
 GJ … よいもの
 トンデモ … トンデモ本等


注文日: 2005/11/8

* 1 点 誰のための綾織 未読


注文日: 2005/11/6

* 1 点 民明書房大全 [コミック] by 宮下 あきら 未読


注文日: 2005/11/6

* 1 点 魔少女ビーティー・ボウ [単行本] by パーク,ルース; Park... 未読


注文日: 2005/11/6

* 1 点 マンガ産業論 未読
* 1 点 だます心 だまされる心 未読
* 1 点 こんな男じゃ結婚できない! ―噂の「おみー君」劇場 未読
* 1 点 デリダの遺言―「生き生き」とした思想を語る死者へ 未読
* 1 点 恥ずかしい和製英語 未読
* 1 点 アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから 未読
* 1 点 反社会学の不埒な研究報告 未読
* 1 点 萌え経済学 未読
* 1 点 ビートたけしのお笑いウルトラクイズ DVD-BOX 未読
* 1 点 死霊の盆踊り デラックス版 未読
1 点 でかいプレゼン 高橋メソッドの本 [単行本]  GJ


注文日: 2005/10/10

* 1 点 人麻呂の暗号 [文庫] by 由加, 藤村 未読


注文日: 2005/10/10

* 1 点 ハゲを生きる―外見と男らしさの社会学 [単行本] by 史生... 未読


注文日: 2005/10/10

* 1 点 テレビゲーム文化論―インタラクティブ・メディアのゆ... 一発


注文日: 2005/10/10

* 1 点 手塚治虫の大予言―「鉄腕アトム」「火の鳥」に隠され... えらいトンデモ


注文日: 2005/10/10

* 1 点 NASA/トレック―女が宇宙を書きかえる [単行本] by ペンリー 未読


注文日: 2005/10/10

* 1 点 お笑い機動戦士ガンダム―ガンダム研究読本 [単行本] by... 未読


注文日: 2005/10/10

* 1 点 テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ 未読
* 1 点 漫画原論 未読
* 1 点 サザエさんうちあけ話・似たもの一家 長谷川町子
* 1 点 萌える男 未読
* 1 点 山田家の人びと 未読
* 1 点 この社会の歪みについて―自閉する青年、疲弊する大人 未読
* 1 点 大人のための議論作法 つまらん
* 1 点 さみしい男 未読
* 1 点 長谷川町子全集 (32) サザエさんうちあけ話,サザエさん旅あるき 長谷川町子


注文日: 2005/9/18

* 1 点 顔面漂流記―アザをもつジャーナリスト... 未読


注文日: 2005/9/18

* 1 点 ずっと彼女がいないあなたへ 未読
* 1 点 人はあなたの顔をどう見ているか 未読
* 1 点 顔面バカ一代―アザをもつジャーナリスト 未読
* 1 点 ジンギスカン・ノン・ストップ・ベスト・ヒッツ 一発
* 1 点 本屋にはないマンガ 未読
* 1 点 拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる 未読
* 1 点 肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? 未読
* 1 点 セックスボランティア 未読
* 1 点 あやつりブルマー [アダルト] 未読


注文日: 2005/9/1

* 1 点 男であることの困難―恋愛・日本・ジェンダー [単行本] by GJ


注文日: 2005/9/1

* 1 点 「男の恋」の文学史 [単行本(ソフトカバー)] by 敦... 未読


注文日: 2005/9/1

* 1 点 日本人の結婚観 [文庫] by 神島 二郎 一発


注文日: 2005/9/1

* 1 点 結婚の条件 [単行本] by 小倉 千加子 未読


注文日: 2005/9/1

* 1 点 大阪100円生活―バイトくん通信 未読
* 1 点 子どもが減って何が悪いか! 一発
* 1 点 からごころ―日本精神の逆説 一発
* 1 点 ねこだまSPIRIT OF TAILS 未読
* 1 点 キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 未読
* 1 点 ニーチェ入門 未読
* 1 点 太陽の塔 未読
* 1 点 恋愛論アンソロジー―ソクラテスから井上章一まで 未読
* 1 点 DISCO-ZONE~恋のマイアヒ~ GJ
* 1 点 ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 未読


注文日: 2005/8/21

* 1 点 戦術転換した... 未読


注文日: 2005/8/21

* 1 点 愛するということ [単行本] by 鈴木 晶; Erich Fromm... 未読


注文日: 2005/8/21

* 1 点 ダーウィン賞!―究極におろかな人たちが人類を進化させる 未読


注文日: 2005/8/21

* 1 点 女はなぜやせようとするのか―摂食障害とジェンダー... 未読


注文日: 2005/8/21

1 点 「特攻」と日本人 [新書] 未読
1 点 その英語、ネイティブにはこう聞こえます [単行本] GJ
1 点 うるさい日本の私 [文庫] 一発
1 点 私の嫌いな10の言葉 [文庫] 一発
1 点 あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 [新書] 未読
1 点 フロイト先生のウソ [文庫] 未読
1 点 使ってはいけない英語 [文庫] GJ
1 点 モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない [単行本] 未読
1 点 「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの [単行本(ソフトカバー)] 未読
1 点 ブルマーの社会史―女子体育へのまなざし [単行本] 未読
1 点 ユリイカ 2005年4月号 特集 ブログ作法 [ムック]  未読
1 点 ユリイカ 2005年8月増刊号 総特集 オタクvsサブカル! 1991-2005ポップカルチャー全史 [ムック] 未読
1 点 誰も教えてくれない聖書の読み方 [単行本] 一発


注文日: 2005/8/16

* 1 点 カスハガの世界 一発
* 1 点 トンデモUFO入門 一発
* 1 点 放送中止事件50年―テレビは何を伝えることを拒んだか 一発
* 1 点 ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 未読
* 1 点 実録!平成日本タブー大全 未読
* 1 点 帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて GJ
* 1 点 恋愛なんかやめておけ GJ
* 1 点 みかにハラスメント 未読
* 1 点 テレビゲーム解釈論序説/アッサンブラージュ 未読
* 1 点 軟弱者の言い分 未読
1 点 「脱社会化」と少年犯罪 [単行本]  未読
1 点 恋愛の超克 [単行本(ソフトカバー)]  GJ
1 点 江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つ [単行本]  未読
1 点 私は女性にしか期待しない [新書] 未読
1 点 ボク宝―国宝よりも大切なボクだけの宝物 [文庫] 未読
1 点 ブッダのことば―スッタニパータ [文庫] 未読
1 点 業界の濃い人 [文庫] 未読
1 点 闘争領域の拡大 [単行本] 未読
1 点 私の個人主義 [文庫] 未読
1 点 ないしょのつぼみ 1 (1) [コミック] 未読
1 点 マンガ嫌韓流 [ムック] 未読
1 点 恋愛できない男たち [単行本]  未読
1 点 スキスキ天使―秀美の青春学園ポルノ [コミック]  わろた
1 点 恋愛自由市場主義宣言!―確実に「ラブ」と「セックス」を手に入れる鉄則 [単行本]  一発
1 点 色即ぜねれいしょん [単行本]  未読


注文日: 2005/5/22

* 1 点 「おたく」の精神史 一九八〇年代論 未読
* 1 点 韓国人の日本偽史―日本人はビックリ! GJ
* 1 点 教養としての〈まんが・アニメ〉 講談社現代新書 未読
* 1 点 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書 未読
* 1 点 「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用 未読
* 1 点 ちびくろ・さんぼ
* 1 点 あの頃マンガは思春期だった 未読
* 1 点 正しい保健体育 未読
* 1 点 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た 未読
* 1 点 マンガの深読み、大人読み 未読
1 点 ぼくたちの洗脳社会 [文庫] 未読
1 点 子どもが危ない!―スピリチュアル・カウンセラーからの警鐘 [新書] とんでも
1 点 「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 [新書] 未読
1 点 マンガはなぜ面白いのか―その表現と文法 [単行本(ソフトカバー)] 未読
1 点 感じない男 [新書] 未読
1 点 疑似科学と科学の哲学 [単行本] 未読
1 点 幻想の荒覇吐(アラハバキ)秘史―『東日流外三郡誌』の泥濘 [単行本(ソフトカバー)]  GJ
1 点 ディズニーランドという聖地 [新書]  未読


注文日: 2005/4/16

* 1 点 シャイマン・シンドローム [単行本(ソフトカバー)] by... まあまあ


注文日: 2005/4/16

* 1 点 MSX MAGAZINE永久保存版3 未読
* 1 点 山本弘のトワイライトTV まあまあ
* 1 点 神は沈黙せず 未読
* 1 点 電波男 途中
* 1 点 トンデモ本?違う、SFだ GJ!


注文日: 2005/3/21

* 1 点 幼児教育を考える 未読
* 1 点 引きこもりを恐れず 未読
* 1 点 機会不平等 未読
* 1 点 SWEET三国志 (1) 未読
* 1 点 消費される恋愛論―大正知識人と性 未読
* 1 点 韓国のなかのトンデモ日本人―日本では絶対に見られない、韓国ドラマ・映画・AVの世界 GJ
* 1 点 抱擁力―なぜあの人には「初対面のキス」を許すのか 未読
* 1 点 エド・ウッド・コレクション 未読
* 1 点 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 未読
* 1 点 人格障害論の虚像―ラベルを貼ること剥がすこと 未読
1 点 創価学会とは何か [単行本] 未読
1 点 韓日戦争勃発!?―韓国けったい本の世界 [単行本] GJ(まじGJ)
1 点 1億人のプチ狂気 [単行本] 未読
1 点 シャムタンティの丘を越えて [単行本] 未読
1 点 暗黒城の魔術師―グレイルクエスト〈01〉 [単行本] 未読
1 点 SWEET三国志 (2) [文庫] 未読
1 点 ヤコペッティの世界残酷物語<ノーカット完全版> [DVD] 未読
1 点 北斗の拳【劇場版】 [DVD] 未読


注文日: 2005/1/22

* 1 点 シベリア超特急 劇場公開完全版 未読
* 1 点 シベリア超特急3 未読
* 1 点 シベリア超特急2 完全版 未読
* 1 点 シベリア超特急4 未読


注文日: 2005/1/21

* 1 点 星座と星うらないのひみつ 未読
* 1 点 宇宙・星のひみつ 未読
* 1 点 不平等社会日本―さよなら総中流 飽きた
* 1 点 日本史人物55人のひみつ 未読
* 1 点 恐竜世界のひみつ 未読
* 1 点 大自然のふしぎ50のひみつ 未読
* 1 点 秘密商会しすあど! ネタにするつもりだったがいまだに未読
* 1 点 お金100のひみつ 未読
* 1 点 頭をよくするひみつ 未読
* 1 点 00年代の格差ゲーム 未読
1 点 平成16年度秋期 初級シスアド合格教本 [単行本] ネタにするつもりだったがいまだに未読


注文日: 2005/1/6

* 1 点 ファイナルファンタジーコレクション [PlayStation] いまFF4プレイ中


注文日: 2005/1/6

* 1 点 アジアのいかしたTシャツ 一回読んでおわり
* 1 点 ノートン・インターネットセキュリティ 2005
* 1 点 シングル化する日本 (; -_-) =3
* 1 点 恋愛結婚は何をもたらしたか GJ(よい)
* 1 点 デビルマン 未読
* 1 点 若者が『社会的弱者』に転落する 未読
* 1 点 新・シングルライフ 未読
* 1 点 アイデアのつくり方 未読


……って「未読」ばっかじゃねーか俺!!!

(追記:今年中にAmazonから届いた箱↓

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まだあと2, 3箱ある。Amazonから買いすぎ)
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by masaki_tm | 2005-12-27 21:51 | 書籍(感想・批評など)
【2005-05-28】書評「子どもが危ない!」(江原啓之 著)

最近読んだ「子どもが危ない!」(江原啓之 著)という本について
以下のようなレビューを書きました。
blogサイト「新・後藤和智事務所 ~若者報道から見た日本~」の、
記事反スピリチュアリズム ~江原啓之『子どもが危ない!』の虚妄を衝く~を読んで
興味を持って購入してみたものです。
薄いので(ページ数でなく、内容が)すぐ読めましたが…
普通に文章を書いても おもんないのでいつものような形式にしてみる。

(引用は『』で囲み、小カッコ内に掲載ページを示した)

('"ニニ'"'      ← ソリッド・スネーク
( -_-) 大佐、最近この「子どもが危ない!」(江原啓之)という本を読んだのだが
..ヒ'二`(0      ← 大佐
( ・∀・) うむ
( -_-) これがまた酷い本で…
( ・∀・) どんな所がだ?
( -_-) まず第一にあまりにも非科学的・オカルト的であるということだ。
      『この世に生きるすべての人は、たましいを宿す霊的な存在です』(p16)など、
      科学的に検証されてもいない勝手な思込み等を自分の意見の前提にしているが
      こんな手法を使えばどんな無茶な意見も論拠なしに言えてしまうわけだ。
(; ・∀・) まぁ確かにな…刑事裁判で証拠も出さず(あるいは思い込みだけで)
      被告を有罪にできるわけないのと同様、ちゃんとした意見を述べるためには
      客観的な根拠がないといけないわけだからな。
( -_-) 第二に、これはメディアによく登場する三流評論家たちにもいえることだが、
      ワイドショーなどの報道で誇大に宣伝される表現などから得た思い込みを
      論拠とし、正式な統計資料等を無視していることだ。
( ・∀・) たとえばどんなだ?
( -_-) 以下のような感じだ。
      『今、社会では、少年犯罪の話題が後を絶ちません。』(p3)
      『神戸小学生連続殺傷事件や(略)その他、日に日に増え続ける少年犯罪。』(p3)
      等といかにも現在は少年の(特に凶悪な)犯罪が多発しているようなことを言っているが、
      書籍「反社会学講座」(パオロ・マッツアリーノ)等にも示されている通り、実際には
      戦後あたり(S20~S30頃)と比較して、凶悪犯罪(とくに殺人等)で検挙された青少年は
      現在にかけて明らかに減少してきているわけだが。
(; ・-・) うむ。
( -_-) 現在、マスコミ等で少年の凶悪犯罪が扇動的に取り上げられるのは、要するに
      「珍しい」「まれな」出来事だからじゃないのか?たんにこの作者は新聞等の報道を
      鵜呑みにしているだけなんじゃないのか。
( ・∀・) いわゆる「自称評論家」にありがちな事例だな。
( -_-) 第三に、本書の論理的な矛盾だ。本書では、「大我の愛」(=見返りを何も求めない
      無償の愛)を本当の愛とし、見返りを求める打算的な愛を「小我の愛」とし、親は子に
      「大我の愛」を注いだり、子の「大我の愛」を育ててやれ等と主張しているわけだ。
( ・∀・) まぁそれはうなずけるかも知れんな…
( -_-) だが、作者はこうも言っている。
      『(人が生まれる理由は)たましいを浄化向上させるためです。つまり濁りのないきれいな
      たましいになって(浄化)、成長していく(向上)ためです。』(p18)
      『私たちのたましいの究極の目的は、(略)この浄化向上をきわめ、やがて神の
      エネルギーと一体になることです。』(p19)
      で、この「たましいを浄化・成長させるため」には子供に「大我の愛」を与えるべき、
      打算的な「小我の愛」を与えてはダメだとのことだ。
( ・∀・) それが?
( -_-) わからないか?大佐。「大我の愛」とやらは、見返り、すなわち利益等を何も
      求めない愛のはずだ。だが、「大我の愛」によって「たましいの向上」や「神との
      一体化」(こんなオカルティックなことが本当にあるかは措いておく)等を目指す…
      こういう目的があるのなら、それはすなわち「たましいの向上」等という利益(見返り)を
      求めているということで、ぜんぜん「無償の愛」ではないじゃないか。
(; ・Д・) …なるほど。
( -_-) そもそも「無償の愛」なんて物自体が怪しいわけだが、とにかくこの作者の
      本書における主張が矛盾しているのは明白だ。
( ・∀・) オカルト系の本にはよくあることだがな…
( -_-) なお、この作者(江原啓之氏)のサイトに行ってみたのだが、こんなことが書いてあった。
      『本サイト内のすべての画像・文章等の無断使用、引用を禁止します。』
(; -Д-) ……う…うわっ…
( -_-) 公開著作物を引用できることは著作権法で示された正当な権利なのだが、この作者は
      その程度のことも知らないのだろうか。こういうところからこの作者の限(略)
(; -Д-) もうやめとけ…その辺で……

なお、AMAZONの同書(上にリンクした)のカスタマーレビューに
上と同様の文意の文章(ただし、800字以内という制限のため
かなり削ったり漢字や送り仮名を直したりした)を投稿しました。
掲載されるかどうかまだわかりませんが…

【2005-09-03追記】掲載されなかった(哀)
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by masaki_tm | 2005-05-28 20:24 | 書籍(感想・批評など)
【2004-09-13】全編直訳小説『変容風の吹くとき』を読む(1)

前置き-“トンデモ本の世界”シリーズ


 以前の記事で言及した 中島らも氏の『明るい悩み相談室』のほかにも自分にとってバイブルとも言うべき本は色々あるのですが、その内の一つに『トンデモ本の世界』シリーズがあります。
 10年ほど前に読んだ『トンデモ本の世界』、この中で紹介されているUFO本やら疑似科学本やらの無茶苦茶な内容と それに対する各執筆者氏らのツッコミが物凄く面白く、夢中になって読みまくったのを覚えています。
 以来、と学会の書籍(続刊の『トンデモ本の逆襲』等や関連の『トンデモ超常現象99の真相』等)、またメイン執筆者の山本弘氏の『トンデモノストラダムス本の世界』など、ほとんどの書籍を熱読してきており、また影響を受けています。
 今回紹介するのは、3年前に出版されたそのと学会著の書籍『トンデモ本の世界R』第8章にて紹介されている、トンデモ小説の類についてです。多少古い話ですがお付き合い下さい。
 (ちなみに最新刊『トンデモ本の世界S』等は最近の忙しさのためまだ未読)

『変容風の吹くとき』という小説


 前述『トンデモ本の世界R』第8章に紹介されているのは、故・大藪春彦氏著の『餓狼の弾痕』と ジャック=L=チョーカー著 野口幸夫訳『変容風の吹くとき』です(どちらも紹介は山本弘氏による)。
 この2冊の紹介とも内容・ツッコミともに死ぬほど笑いながら読ませていただいたのですが、『餓狼の弾痕』のほうはWeb上に紹介サイトがあるくらいに有名なようで、色々な人達によって言及されているので今回は特に触れません(いや、本当はツッコミたくてしょうがないのですが)。
 (『餓狼の弾痕』について未見の方は前述『トンデモ本の世界R』と、爆殺! 餓狼の弾痕データベースおよび餓狼の弾痕をご参照)
 今回紹介したいのは『変容風の吹くとき』の方です。どのような小説なのかは私から説明するより、前述『トンデモ本の世界R』の山本弘氏の解説の文章から引用させていただくことにします。なお、以下の引用文中の〔〕(ブラケット)内は補足等の為に高橋が追加したものです。


〔高橋註:『変容風の吹くとき』の〕ストーリーはというと、二人の女子高生サムとチャーリーが、現実を変えてしまう〈変容風〉によって異世界に飛ばされ、サムの能力をめぐる二大勢力の争いに巻きこまれるという、壮大なスケールの異世界ファンタジー……らしい。



「らしい」と言うのは、これが全八巻を予定していた〈チェンジウィンド・サーガ〉の一巻目にすぎないからだ。よほど不評だったのか、二巻目以降はついに翻訳されなかった。


(『トンデモ本の世界R』、と学会、2001年、290ページ)



 8巻目まで予定されていたのに1巻で終わったと言うのも凄いですね。(ジャンプの10週打ち切り作品じゃないんだから…)なぜこの小説が「よほど不評」だったのか、再び前掲書より引用。


なぜ不評だったかと言うと、訳がとても読めない代物だったからだ。実際、僕も途中で一度は投げ出した。最後まで読めた人間が日本中に何人いたか疑問である。



伝え聞くところによると、当時、訳者〔高橋註:野口幸夫氏〕はなぜか「翻訳は直訳でなくてはならぬ」という奇怪な信念にとりつかれていたという。その信念に基づき、この小説を全編、直訳してしまったのだ。


(『トンデモ本の世界R』、と学会、2001年、290ページ)



 直訳……そういえば思い出すのは、私の中学時代の英語の授業で、英語が苦手なクラスのA君が教科書文中の“fire engine”のことを「火を吹くエンジンが」と訳して、先生以下クラス全員の失笑を買ったことです。
 (fire engineとは「消防車」のことです)
 私は、実は英訳について(正確には英語の文章を日本語に“誤訳”した、あるいは直訳してヘンになった文章の面白さについて)興味がありまして、今回のこの『変容風の吹くとき』も、直訳ものということで興味をひかれたのです。
 では、どんな具合に直訳されたのでしょうか。『変容風の吹くとき』の訳され方の特徴についてご理解いただくために、再度山本氏の解説の文章を引用。(この文章は『変容風の吹くとき』の訳され方について非常に適切に記されていますので、勝手ながら今回何度か引用させていただきます)


長い構文などもいくつかの文章に分けることをせず、強引に一つの文章にしてしまったし、英語独特の言い回しなども、あえて日本語に置き換えることなく、そのまま訳してある。Thunderstormを「雷雨」ではなくわざわざ「雷嵐」という聞き慣れない言葉に訳す徹底ぶり。



なるべく原文の語順に合わせようとした結果、台詞の大半が倒置法。「でも何を、あなたは期待するの、わたしたちがするよう?」とか「わたしの記憶にゃ雷嵐なんてありゃしないわよ、こないだの木曜」てな調子だ。


(『トンデモ本の世界R』、と学会、2001年、290~291ページ)



 この台詞だけで もうぶっ飛びものですが、続いて紹介された『変容風の吹くとき』中の台詞が、それに輪をかけて凄いモンです。


「(前略)おまわりさんたちはどうやら、あなたに見切りをつけたようだけど、うちの衆はまだ、ほんと、わたしについては妄想的なのよね、あなたが失踪して以来。ほとんど第三次大戦だったわよ、お手洗いへ行くだけでも、一人となると、あなたについて昨日つきとめてからというものは」
「そお?で、何とそのグループとしちゃ言うわけ、あなたったら姿を現しゃしないとき?」
チャーリーは笑った。「あら、必要なら取り繕ってくれるでしょ。彼らの考えじゃわたしゃこの週末に忍び出るのは新しくて秘密のボーイフレンドと過すためなの。おぼえてるでしょ、わたしの学校での評判。わたしって経験の女なのよ、おぼえてるでしょ。うちの衆には電話入れたげましょ、あとで、今夜ね、そしてまた明日の朝も嘘ついて、それでわたしに月曜の夜まで得られるわけ、戻らなくてはならなくなるまでにね」


(『トンデモ本の世界R』、と学会、2001年、291ページ、『変容風の吹くとき』からの孫引き)



 (((; -_-))) わ・か・ら・んっっ!
 何なんですか「妄想的」って。「そのグループ」というのもいかにも直訳的で しかも「うちの衆」なのか「おまわりさん」なのかどれを指すのか不明です。「経験の女」というのもよくわかりません。最初これを読んだときのインパクトといったら壮絶でした。
 また、山本氏の解説によると、前述の特徴のほかにも

  • 発音するのも難しそうな、かなり無理のある台詞(「何ぁいけないの」等)、

  • 死語が頻繁に飛び出す

  • 訳者の創造した変な訳語も次々に出てくる


 というような特徴があるそうで、単に直訳されただけでなく訳者独自の翻訳ワールドが展開されているようです。

『変容風の吹くとき』入手!


 前述『トンデモ本の世界R』を読んで以来、私はこの『変容風の吹くとき』を、実際に自分で読んでみたくてたまらなくなりました。今まで『トンデモ~』で紹介されていた本を、自分で原文を確認するために入手して読んでみたいと思ったことはなかったのですが(マイナーな本が多くて入手が難しいということもあります)、これだけは是非どんな文なのか確認して(できればネタにして)みたい、と思ったのです。
 しかし、2001年以降 古本屋の通販サイトや、新古書店(いわゆるBOOKOFF等)を多数あさって、数年来 探し続けていたのですが、全然見つからない。『変容風の吹くとき』の出版が1990年で、もう増版されていないらしく通常の書店での入手も無理。それにしてもBOOKOFFとかで集中して探しても見つからないのは…(不評だったので市場にあまり流通してないのか?)ということで、半ばあきらめていたのです。
 ですが、ほんの数日前、ふと思い立って『変容風の吹くとき』で検索してみたところ、ある古本屋サイトの通販用ページで中古が1冊出品されていたのです。大急ぎで手続きし、入手に成功したのでした。(あまりにもあっさり入手できたので今までの苦労はなんだったのかと思った)
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 読んでみました。
 …想像を絶してました。いや、もう。
 以下、興味を抱かれた読者のため、『変容風の吹くとき』の、冒頭の部分(文庫本にして約1ページほどの分量)を引用。『トンデモ本の世界R』では引用されていない部分なので 既に当該記事を読んだ方でもご参考になるかと思います。
 なお、原文にはいたるところにふりがな・フリガナがありますが、ここでは省略しました。


どことなく、ほとんど別世界めいた趣きが、どでかいショッピング・モールにはつきまとう。プロムナード式の館内に入ると、暑さとか寒さ、夜や昼は背後に残されるわけで、入っていく先は未来派的ヴィジョンそのままのディズニーみたい版の未来世界、これすべて無菌消毒、絶縁されて、人工的、それでいて、どういう具合にか叶えられるわけ、おたくの基本的な現代的欲求すべて。これぞ集大成、合成される素材となるのは、古代の露店市場と、地域共同体の市場、飲み物中心の軽食堂、ドライヴ・イン、町の広場と、もっといろいろ。広大なインテリアには、濫費されたスペースあり、念入りな噴水あり、まがいものの滝あり、プラスチック製ベンチあり、そして、お手軽な缶録ミュージック、これが《一〇〇一ストリングス演奏ザ・ベスト・オブ・ローリング・ストーンズ》だったりするかもしれないけれど、どういう具合にか響きが似ているのは相も変らぬエレヴェータ・ミュージック、こういったモールにたむろする常連たちの両親や祖父母がそれぞれの盛んなりし日に耳にしたもの。ヤングのうち少なからぬ者、成人むけ酒場やクラブに入るのを許可されるには若すぎて、八時までに在宅するには年長すぎる向きには、そこは一大デート・バーでもある。


(『変容風の吹くとき』、ジャック=L=チョーカー著・野口幸夫訳、1990年、7~8ページ)



 …すいません、最初の1ページだけでもう投げ出したいんですが。
 ていうか「缶録ミュージック」(缶録には“かんろく”とふりがながあった)って何なんでしょうか。それに「ヤング」って…「若者」とかでいいのではないかと。すでに訳してないんじゃないかと。
 で、いま(この文体に耐えながら)読んでいるのですが、あまりにも凄すぎるこの『変容風の吹くとき』の訳文の特徴等について、今後 紹介していきたいと思います。
 (長くなりそうなのでこの項つづく)
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by masaki_tm | 2004-09-13 12:45 | 書籍(感想・批評など)